気になるネット上の口コミ(ヤフー知恵袋)
友達から、ネットワークビジネスについて聞かれて勧誘されました。
その友達も友達から紹介されて始めたらしく、ライングループもあるみたいです。
自分で商品を買って、友達とか家族とかに紹介してその広告費的なので報酬が入ってくる、連鎖だから沢山紹介して買ってもらえたらその分報酬がもらえるという感じでした。断りはしましたが、怪しすぎていろいろ聞けることを聞きました。
水素水に変える機械、水素の吸引の機械だといっていました。報酬は今いくらくらいもらっているのか、機械の値段等誘われた当初は聞いても答えてくれずうまいこと交わされていました。友達に、怪しいし大丈夫なのかも確認しましたが「怪しいと最初思ったけどちゃんと話聞いてお金の動く仕組みとかも教えてもらったから大丈夫!効果は最高にある!問題なし」といわれました。
一週間ほどたって、たまたた美容関連の話から、また機械使う用になってから本当にいいと遠まわしに進めてきます。水素水を作る機械は20万、吸引の機械は100以上(ちゃんと金額教えてくれずに終わりましたが)だと。
がん治療とかで使われてるやつでその家庭版ってのと、本気で美容事業やりたいし一生使えるから投資したといっていました。ネットワークビジネスとマルチ商法は同じですか?違法のイメージしかないです。もう初めてるしやめる気はないだろうけど友達なので心配にはなります。何を聞いても怪しさしかないのですが皆さんどう思いますか?
長くなりましたがここまで見ていただきありがとうございます。
※※解説
もちろん怪しいしそんな友達とやらは縁を切るべきでしょう。
水素水に変える機械、水素の吸引の機械のマルチ商法から得られる教訓
素人から勧誘されるマルチ商法は、以下のような問題があります。
問題点は、以下の説明で十分でしょう。
FX取引で「すぐに元は取れる」とマルチ商法、「Liam」の5人に15か月の取引停止命令
FX(外国為替証拠金)取引を巡り、「Liam(リアム)」という団体名で違法なマルチ商法(連鎖販売取引)を行ったとして、消費者庁は13日、特定商取引法違反で、マルチ商法を主導した男性5人に15か月の取引停止などを命じたと発表した。
発表によると、5人は遅くとも2021年11月以降、マルチ商法の実態を告げずに会員を勧誘。「すぐに元は取れる。借金しても何の問題もない」と断定的な説明をするなどしていた。
5人はFX取引の自動売買に使うソフトを約50万円で会員に販売し、その会員が別の1人にソフトを購入させると、紹介料として約5万円が支払われるシステムだった。勧誘した相手にソフトの購入資金がない場合は、消費者金融で借り入れをさせるため、「年収300万円」などと虚偽の収入を申告させていたという。
引用元 https ://www.yomiuri.co.jp/national/20230713-OYT1T50320/
このようなやり方の問題を改めて説明します。
①マルチ商法の実態を告げずに会員を勧誘しているかどうか
②マルチ商法に該当する場合は、法律に従い、以下を行う必要がありますが、それが行われているかどうか
- 書面の交付義務
- 不当な勧誘行為の禁止
- クーリング・オフの適用
更に言うと、こう言ったマルチまがいの商材は、原価率が極めて低い商品を高値で売る必要があるため(この説明の意味がわからない方はそもそもこう言ったビジネスに手を出さない方がいい。全くわかっていないズブの素人だからです)その商材の説明が極めて胡散臭いものにならざるを得ないのです。
胡散臭いFXのツールとか、胡散臭い効果を謳う美容商品、健康商品とかね。
本当に効果があるならこう行った人伝の販路で売らせるのではなくて、アマゾンや楽天で販売した方がよっぽど儲かるのですよ。
このマルチビジネスの問題点を改めてまとめます。
①価値のないモノにもかかわらず、世間を知らない情弱、カモ向けの甘い言葉を信じ、それに価値があると騙されて、借金してまで大金を払ってしまい、それの運用で利益が出ると信じるももちろん利益なんてなく、結局は借金だけが残ってしまいます。
②そんな価値のないモノを友人知人を勧誘すると報酬を得られる仕組みですから、あなたが、その価値のないモノを他人に紹介してしまい、その紹介された人も同様の被害を受けてしまいます。
③強引な勧誘のため人間関係も壊れてしまいます。
④上記のようなマルチ商法に該当する場合、書面での交付やクーリングオフ等の説明をしなければいけませんがそれがされていない場合は違法となる可能性が高いです。